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そう、「ささやかな」宴会が始まった…はずだったんだ…。
「さすが葉月ちゃんの子どもたちだ!!15倍の倍率をものともせずに合格!さすが葉月ちゃん」
「葵さん、恐れ入ります」
「天河さん、おめでとうございます。一緒に学校に通えると蒼も喜んでおります」
「いえ、これからもまたよろしくお願い致します、梓さん」
「咲那、これおいしいから食べなさい」
「んぐ!!」
「それ咲那が作った…むぐ!!」
「咲弥、もっと食べないと体力つかないぞ~。蒼に抱かれる時に苦労するのは咲弥本人だぞ?1ラウンドで終わらないだろうからな」
…人が増えたwww
母さんをべた褒めしているのが藍ちゃんの父親の朝霧 葵(アサギリ アオイ)で、父さんに言葉をかけているのが蒼の母親の宵宮 梓(ヨイミヤ アズサ)。
そして、咲那にエビマヨを突っ込んでるのが母親の朝霧 菫(アサギリ スミレ)で、俺にローストビーフを突っ込みつつ、ありがたくない心配をしているのが父親の宵宮 楓(ヨイミヤ カエデ)。
…なんでおじさんたちいるんだよ(;゚ ロ゚ )
「そりゃ、もちろん。いずれ俺たちの子どもたちになる2人が合格したんだぞ!?祝いに来ない訳がないだろう!」
葵おじさん…嬉しい…とかならないからねwww
俺の心を読むなwwwそんなに俺は分かりやすいか( ´Д`)
「我が子の些細な変化にも気付かなければ、親として失格だ!」
っていうか葵おじさん、俺の親じゃないでしょwww
俺、辞退させていただきます!って言える強い子を目指します(`・ω・´)
あと…蒼くん?
「さっさと俺から離れやがれ~!!」
それから俺は、背中にへばりついていた蒼を引きはがしたり、藍ちゃんに公開ちゅっちゅされそうになったり、それに対抗した父さんに押し倒されたり、父さんは母さんに踏まれたり。
咲那は葵おじさんに抱っこされたり、楓おじさんに押し倒されたり、おじさんたち2人とも母さんに踏まれたり。
…母さん、社長さん踏んでますがいいのかwww
…そしてそんな暴れている俺たちを肴に菫さんと梓さんは優雅にワイン飲んでるしwww
旦那、踏まれてますが(´Д`lll)
相も変わらずこのカオスに適応できませんwww
受難の相でも出ているのか?
「…厄払い、行きてぇ」
咲那さん、以下同文ですwww
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