序章

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序章

ある日の生徒会室。 「おはようございまーす」 「あぁ、峰沢か。おはよう」 生徒会室の扉を開けると校内人気No.3の山南圭一先輩が優雅にお茶を飲んでいた。 「山南さん相変わらず朝っぱらから元気ですねぇ」 「あはは。そういう峰沢は相変わらず眠そうだね。そういえば沖田はどうしたんだ?」 「司は多分寝坊ですよ……。昨日ゲームを深夜までやってたんで」 「……アイツらしいな」 「確かに」 そうやって二人で話しているとドアの開く音がした。 「……はよ」 「あ、山崎先輩!」 入ってきたのは私の憧れの山崎涼先輩。 「誰かと思えば山南さんとミネか。二人ともそろそろHR始まるぞ」 「「あ」」 時計を見ると8時25分。中高共に朝のHRの始まる時間だ。 「ヤッバ!!行ってきます!」 「俺も行ってくるわ!スズ鍵頼む!!」 「……またかよ」 山崎先輩が何か言った気もするがスルー。 私達は生徒会室を後にした。
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