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別に悲しくないはずなのに、自分が惨めに思えた。
「瑠和ちゃん。話があるんだけどいいかな?」
奈々さんが突然病室に入ってきた。
「どうしましたか?」
「実は一時帰宅を考えてるんだけど、どうかな?」
「どっちでもいいです。親は仕事でいそがしいでしょうから…」
私の親はこの頃私を避けている。私は可愛げがないから嫌ってるんだろう。
私は好かれる方法を知らない。いつも嫌われちゃうんだ。
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