子猫、気に入る

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そーちゃんと一緒に本堂に来た 「此処が本堂だよ?いつも此処で皆お経を上げてるの」 そーちゃんを見上げるとそーちゃんは首を傾げて僕を見る 「空君もですか?」 「読めないところがたくさんあるから正座してるよ?」 「凄いです!」 「凄い?」 なんで凄いの? 僕はただ正座をしているだけなのに? 「ええ、凄いです。私なんて少しでもじっとしていられないですよ?」 「…そーちゃん」 ちゃんとしようそーちゃん… 考えていることがそーちゃんに伝わったのかそーちゃんは 「な、なので空君は凄いです!」 誤魔化すかの様に早口で言った
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