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幽霊少女は、桃源郷の夢を見るか
前回までの怪奇劇団
「俺ら東京さ行ぐだ」
帝都東京に蔓延る悪意を知らず愚かにも身を捧げる迷える子羊。
「こんなの聞いてないよぉ~」
無感情の人々。歯車のように毎日を過ごしている人形のような人々に惑わされながら
縦横無尽に広がる不夜城の街をめぐる名もなき勇者。
「貴殿に、運命の導きを」
運命の道化に導かれて、穢れを知らない若者は闇へと身を投じていく。
その導きがいずれ訪れる死、黄泉坂への導きとは知らずに。
「われの眠りを邪魔するのはだれぞ…」
そして今、最終決戦!
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