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よく見ると、その人物は怪我をしているようでそれで警戒しているのだろう。
近くによれば魔力が強くなり、離れても同じように魔力を強める。
一体こいつは私にどうしてほしいのよ。
そんな事を考えている内に、私に向かって魔法が放たれた。
「エクスプロージョン!!!」
それを私は尻尾で叩き消す。ちと、熱いけどそんなに気にするものでもない。
「……そ、そんな…………。」
まるで絶望したような顔で私を見る人物はどうやら声からして男みたいだ。
震えて恐怖に染まった顔で私を見る。私を彼の傍へ行き、怪我の具合を見る。
どうやら、傷は出血が酷いもののそんなに深くは無い。
「ヒーリング。」
私は治癒魔法を唱えて傷を治す。
彼は驚いたのか、口をあけたマヌケ面だ。
「もう此処には来ない方がいい。【強制転移】」
森の外へと転移させて、私は探検を続けた。
あれ今のってフラグになるの?
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