2、腕

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 でも、橘は、杏莉に何かアプローチするでも何でもなくて、ただあの子のことを見てた。  ……その目が、許せなかった。  振り向かせたかった。  私の方に。  だから、昨日、私は行動に出たの。  放課後、橘が杏莉の後をつけていくのを見つけた。  もしかして、とうとう杏莉に告白でもするんだろうか。  そんなの、絶対に阻止しなくちゃ。
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