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『七瀬結羽』17歳の夏・･あの日の出来事から始まる悲劇。
2012年某日。発売前から評判が高かった人気の歴史ｼｭﾐﾚｰｼｮﾝｹﾞｰﾑ『天下に燃えろ！』の発売日が今日であった。
そして歴史ｼｭﾐﾚｰｼｮﾝｹﾞｰﾑをこよなく愛する結羽は下校のﾁｬｲﾑが鳴るのを今かと待っていた。
椅子を既に後ろに下げ気味に座りﾀﾞｯｼｭする準備は整っていた結羽。
担任の先生のﾎｰﾑﾙｰﾑの話しも佳境に入り結羽は時計を見た。
「あと2分…」時計を確認し更に財布の中身を確認。
「諭吉さんが一人。大丈夫だな」そう呟きまた時計を確認。
「あと30秒か…よし！」と席を立つ準備。
『ｷﾝｺｰﾝ！ｶﾝｺｰﾝ！』とﾁｬｲﾑが鳴った瞬間に結羽はﾀﾞｯｼｭした。
階段をｼﾞｬﾝﾌﾟし着地。下駄箱に上履きを放り込みｽﾆｰｶｰに履き替え同時に靴紐を確認。「よし！ﾊﾞｯﾁﾘ！」と叫びｹﾞｰﾑｼｮｯﾌﾟへ一直線にﾀﾞｯｼｭ！
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