転生したかったんだ

2/5
348人が本棚に入れています
本棚に追加
/140ページ
俺は普通の男子高校生だ。 顔も頭の良さも運動能力も、全て平均的。 家も普通。 とにかく全てが普通で構成されている。 そんな普通な俺の最近の楽しみは、携帯小説を読むことである。 ファンタジーカテゴリーで俺は今日もチート主人公小説を漁っていた。 「あー、俺もチートになりてえ。バンバン魔法打ってみてえ」 この頃、俺は厨二病が完治していなかった。 「ある日突然轢き殺されねーかな。そしたら何が何でも異世界に転生してやるのに」 「きゃー!!」 「おっ?」 どこからか悲鳴が。これは非日常へ変換フラグではないか?
/140ページ

最初のコメントを投稿しよう!