第1部、依頼

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今日は、晴れていた。これから、仕事を探しに、酒場に出掛けた。俺の名は、真田、傭兵だ。この世界は、まだ魔物や、怪物など、平和とは、言えない世界だ。だから、俺みたいな傭兵や兵士には、仕事に困らない。皮肉な事だ。いつか、戦いのない世界で、ゆっくり畑を耕したいものだ。まあ、いつになる事か、と、思いながら、酒場の扉を開いて、席につき、剣を外し、椅子に座った。そして、ビールと、串焼きの肉を頼んだ。そして、店主に、何か仕事が、あるか尋ねた。店主は答えた。幾つか仕事があると。一つ目は、ゴブリンの討伐。二つ目は、商隊の護衛。三つ目は、村の警備だ。それぞれ、報酬は1000ガメル。あと、高額の仕事があるが、あんたの腕じゃ無理だな。店主は、どの依頼を受けるか、尋ねてきた。俺は、ゴブリンの討伐にすると答えた。店主は、そうかと答えた。紹介料は50ガメルだ。前金だ。あとこの依頼は、あんたを含め、10人だ。生きて帰って来いよ。依頼は明後日の朝、街の入り口に集合だ、忘れるなよと、店主は言った。
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