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「・・・この白い肌にキスマークなんて付けられるかよ。」 思わぬ瞬間に先程の答え? あまりにも唐突過ぎて返す言葉が見つからず、黙って続きを待った。 「ま、それだけが理由じゃないけど。」 「そ?」 「うん、そう。」 続けて他の理由とやらを話してくれるのかと思ったら少しの間。 お湯の流れる音だけがそれまでより鮮明に聴こえてくるくらい周りは静か。 話してほしいような、このまま彼の胸だけに閉まってて欲しいような そんな矛盾がわたしの気持ちの中にあった。 だから、その先を急かすことも その話題を完結させることも出来ず、ただひたすらお湯の流れる音に心地よさを感じてお湯に浸る。
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