出逢い

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暗く黒い何も無い空間 黒い椅子に座る神が居る 闇に浮かぶ白い顔と手 髪も服装も靴も、黒い 「zzz」 えっ? 「zzzz…zzzz」 寝てるよ…こいつ 「きゃっ!?」 いきなり、神の近くで女の声が聞こえた 「zzz…zzz」 動じない奴だな 「……うわぁ…真っ暗だ…何も見えないよ…ここ、どこ?」 コツコツと響く靴音が近づいて来る 神の足に何かが当たり『それ』は神の上に乗った 「zzz…zzz………………zzz」 顔に何かが触れる 「あっ…人の顔…でも、頭にある『これ』何?」 「zzz」 顔をそこら中に触られ 「zz…zz………z………いい加減にせぬか…何者だ?」 静かに開く神の目 闇に浮かぶ碧い宝石 「…綺麗……あっ…ごめんなさい…暗くて判らなかったんです」 「貴様は何者だ?」 その神はもう1度聞いた 「…初めまして…ぇと…緋影って言います…貴方は?」 『緋影』と名乗る女は、神にも名を聞いた その神は名乗る 「…我の名は……………『魔界神』………と、言う………zzzz」 名を名乗ると再び目は閉じられ『魔界神』と言う神は再び眠った
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