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食べ始めて8分くらい経っただろうか…パフェは容器の半分まで減った。
海「…マジかよ」
気付けば食堂にいる人皆に注目されていた。恥ずかしいから見ないで欲しいんだけどなぁ。
ぇ、食べてる姿ってなんか見られてると恥ずかしくない??
更に5分経過した頃にはなんとか食べ終わった。
燐「ご飯の後にこの量はダメだったな。流石に食べ過ぎたかも…」
海「オレはお前という人間が怖い…と思ったがオレの兄貴も燐音と同等の甘党だから、今なんとも言えない気分である」
?「30分どころか15分未満で食べ終わってしまうとは…赤字だな」
何かごめんなさい。
特に反省はしていないけどw
海「あれ?今更だけど…その声…」
?「ん!?お前…」
海「大ちゃん…だよね?」
?「あぁ。お前は東雲「〝海斗〟で良いよ?」……ぉ、おう…」
え?なになに??
いきなりイレギュラーな展開なんだけど!!
そしてやっぱり非王道なんだなw
燐「…知り合いの方ですか?」
海「うん。中学が同じだったから」
?「まさかお前までこの学校にいるとは…ってかよく理事長も許したなw」
海「あー、よく分からないけど、あの人はオレの事情を詳しく知ってて、知った上でオレのことを雇ってくれたわw」
?「あの人も思考回路がブッ飛んでるからな…流石としか言いようがないわw」
なるほど、この先生には裏事情があるのか。今さ、ちょっと説明が欲しいな。
ってか、よく分からないけど事情を詳しく知ってるはヤバくないか?w
海「あ、ごめん…燐音。この人は葉塚大輝<ハヅカダイキ>。オレとタメで既婚者。嫁はめちゃくちゃ可愛い人だよ」
大「おい。オレの個人情報…」
海「大ちゃん!この子は天草 燐音っていうの。可愛いでしょ?」
大「……相変わらず人の話を聞かないな…お前もお前の兄貴も…ってか家族みんな聞かないよな…人の話」
確かに先生は人の話を聞かない人だった。
海「ありがとう!」
大「誉めてないよ?」
海「やめてくれって!照れるだろ」
大「…………」
葉塚さん?はとても冷たい目で先生の事を見ていた。
燐「えっと…ご馳走さまです!とても美味しかったです♪」
大「ありがとう…君が常識人で助かったよ」
燐「いえいえ」
海「ぁ、燐音、こっち向いて?」
燐「はい?」
先生に言われたから不思議に思いながらもオレは先生の方を見た。
ペロッ
な…口の端の方を舐められた!
いきなりどうしたんですか!?
いきなりのわんわんなのかっ!!?
海「生クリームって、やっぱり、甘いな」
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