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「貴様ら!何を無視して「お前は地面を蟻が歩いていてどう思う。」はぁ?」
「つまりそういうことだ。」
そう言うと氏久達は教室へと戻って行った。
この言葉の意味が「お前らのような矮小な奴らなど一々気にしていられるか、心の底からどーでもいい」という意味だと彼らが気づいたのは一時間後のことだった。
キーンコーンカーンコーン……
「~~っわったぁ!」
「行くわよ氏久!雪兎!」
「おう!」
「わ、待ってよ!」
彼らが来たのは第二鍛錬館。
第二斑のためだけに用意された鍛錬専用の施設だ。
この鍛錬館は第一から第五まで用意される。
その広さは一般的な体育館とほぼ同じ広さ、バスケットコート二つ分程だ。
その中には様々なトレーニング器具や装置が置かれていた。
「さてなにしようか……」
「ねぇ氏久、久しぶりにヘキハンダーやらない?」
「お、いいね。
負けた方がジュースパシリな。」
「財布の用意をしておきなさいな。」
「自販機にクレジットカードは使えないからな花蓮。」
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