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◆定時法◆(辰刻)
俺達の世界じゃ時刻を表すのは先に説明した不定時法と、今から言う定時法がある。
更にややこしくなるぜ?
無理な奴は流し見ろ。
先に説明した不定時法、これは一刻の長さが季節によって変わると言ったよな。
だが、定時法では一刻の長さが固定されてるんだ。
一刻はきっかり二時間。
一日が十二刻に分けられるのはさっきのと一緒だ。
但し、時刻の呼び名が変わる。時間もさっきのとはズレる。
けッ。また梅虎の喚き声を思い出しちまったぜ…鬱陶しい。
良いか?
今回は干支の名で呼ぶんだ。
アンタ…十二支を言えるか?
定時法は十二辰刻法とも言うんだが…あぁ…流し読め。
兎に角、次のぺぇじとやらでまた刻名を書き綴ってやらぁ。
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