壊れゆくこの世界で

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「というかベリア!?」 「あいつ、半竜だからな。ドラゴン化できるんだよ。」 爆煙から飛び出してくる機鎧 再度放たれ、直撃したロケットランチャーに再び爆煙に包まれるが、装甲を弾き飛ばしながら中から黒い髪の男が現れた。 「…」 「…人間…?」 「えっ!?」 驚く二人に迫る、男から放たれた、白い閃光 瞬く間にそれに覆われた二人 「…ん?」 「ウィン!アオイ!」 二人が振り向き、そこを見た瞬間には二人は付近共々消えていた。 あるのは地面を丸く抉ったような跡だけ 「これは…!」 クォーツはダークスを消し飛ばしたあの機鎧の能力を思い浮かべていた。 「貴様ぁぁぁぁ!」 『ゴキブリャァァァ!?』 「先生!」 怒りを露わにして男に立ち向かうスルトではあったが、突然地面から現れた手に掴まれ、動けなくなる そして再び、男から放たれた閃光を浴びてスルトは姿を消した。 「…」 男を睨むクォーツだったが、ふと、男を見てヒカルを思い出した。 ヒカルとは年が明らかに違い、背も高いその男 だが、ヒカルの面影が、その無表情な顔にはあった
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