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4.影の過去
……ここは、どこだろうか。影は大丈夫なのだろうか。
あんな化け物に飛び込んで行くなんて、僕とは本当に正反対だ。
「マティルスベーベル!早くしないと遅刻するよ!?」
この声は…
僕は後ろを振り向くとそこには影の姿が。さらにその横にはマティがいる。
「影…!」
スッ。
影は僕を通り過ぎ走って行く。今、確かに体を通った…よな。
どうやらここは現実の世界じゃないらしい。
「影の、過去か?」
だとしたらさっきのセーラ服と学ランなのも理解できる。
あの制服、どこがで見たことがある。
「ついて行くか…」
僕は影とマティの後をついて行くことにした。
2人の後を追いかけるとそこは、僕の通っていた中学校だった。
「まさか同じ中学出身か!?」
嫌な予感しない僕の前に、学ランを来た僕が本を読みながらこちらに歩いてくる。
「うわ…改めて見るとちょー真面目だな、僕」
さらに僕の後ろから影とマティの声が聞こえる。
そして学ランの僕とマティが門の前でぶつかった。
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