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マティルスベーベルだと!?存在したのか!
「NO.1026、忘れたとは言わせないぞ」
「え?君、誰?」
忘れてやがる…。
それにしてもマティルスベーベル…略してマティの影の呼び方、あの夢と同じ…?
「そりゃそうか、お前は実験体として生まれ変わったもんな!」
実験体、生まれ変わった?
「そうさ!教えてやるよ、お前はただの実験だけの存在、その桐谷とかいう奴とも繋がってねーよ!」
実験だけの存在?やっぱり夢のことは本当なのか…?
謎なことばかりが起こる…。
「僕は桐谷の影だ!実験体なんて知らない!!」
「ははっ。俺はお前らを覚醒しに来たんだ」
覚醒…。
くそ、頭が回らない…。
展開の早さとマティの話しで頭が混乱している。
「桐谷、こいつ殺そう…」
「……!?か、影?」
そのとき影の目はまた赤く光り、さらに四方の摩天楼も赤く光っていた。
「いいね!お前を殺す!」
ぶわっとマティの髪はなびき、黒い悪魔の羽が生える。
そして影も空を飛びマティとぶつかる。
「影ぇえええ!!」
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