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目を開けたら一面真っ白な場所にいた。
ここは何処だ?
「ここは、僕の部屋だよ。」
後ろから声が聞こえてきた。振り返るとそこには金髪の美青年と銀髪の美少女が立っていた。
「まず、最初に謝らせてもらうよ。君がここにいるのは本当はあり得なかったんだ。ミリアが僕に放った魔法が少しそれて君にあたってしまったんだ。それが原因となって君はここに来てしまったんだ。すまなかった」
たぶんミリアというのは銀髪の美少女のことだろう。だが一体この人は何を言っているのだろうか。魔法?ここに来た?連れてこられたじゃなくて来た?どういう意味だ?
「急に魔法とか言われてもわからないよね。まず、魔法を説明するには君がいた世界とは違う世界があるということから知る必要があるんだ。その世界は君の世界でいうところのファンタジーの世界で、エルフや獣人などの亜人種、魔物やドラゴンといった君の世界での空想上の生き物がいるんだ。人々はそれらに対抗するため魔法という技術を生み出したんだ。」
俺が悩んでいると察したのか魔法について説明してくれるらしい。
「魔法には攻撃と防御、自己強化という種類がありその中にもランクがあって初級、中級、上級、オーバーランクがあるんだ。君があたったのは土のオーバーランクの魔法、魔法耐性のない君があたったら初級の魔法でもあたりどころが悪ければ死ぬこともあるんだ。そんな君がオーバーランクの魔法にあたったんだ。どうなるか言わなくてもわかるよね。」
つまり俺はこの人の言うことを信じるなら、そこの銀髪の少女がこの人を狙って撃った威力が超高そうな魔法がなんの手違いか外れてしまい俺にあたったと言うわけか。
そした魔法耐性のない俺がそんな魔法を受けてしまったら恐らく死んでるんだろうな。
つうことはなんだ?ここは死後の世界なのか?んな馬鹿な、死後の世界ならいるとされるのは怖くて厳つそうな閻魔様だろうに、この人はどうにもそんな人には見えない。 この人を例えるなら、そうモデルでもやってそうな外人さんだ。
だが外人さんだとしても日本語が上手過ぎやしないだろうか?きっと育ちは日本なのだろう。
だから多分これは俺の夢だ。すごいな俺の夢こんな設定まで用意されてるのか
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