入学式

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━━━チチチ 「ふあぁ…あ?」 俺はいつものように 大口開けてあくびをした。 朝ってどーしてこうも 起きたくなくなるのかねえ ━━━ドドドド 「うるせー!!なんだよ朝っぱらから!!」 「なんだよじゃねー!!!勇!これで遅刻何度目よアンタ!」 こいつは姉貴 男勝りな性格でなぜか俺がゆういつ勝てない存在… つうかトラウマ? 姉貴に遅刻と言われ 時間を確認してみると 8時を回っていた。 「いつもの事だろ?それに、入学式は9時から…」 「なーにが9時よ!入学式は8時よ8時!昨日も言ったよこの能無し!」 能無し…だと? 「もっぺん言ってみろこの糞猿!!」 声を荒げ俺は朝から 眠気がさめる大声で叫んだ 「んだとこの出来損ない!!」 俺の倍 かなり声を荒げ 姉貴が叫んだところで 母親の登場… これがまたやっかいなんだよなあ… 「あんたらいつまでやってんじゃあほんだらぁ…刻むぞコラ」 もとレディースって いうのはともかく 口が悪いのは母親ゆずり 「だいたい俺たちがこんなグレたのなんて糞ババアのせいじゃねーか」 「あ?糞ババア?母親に向かってなに言っとんじゃボケ」 なに言っても無駄だと確信した俺はひとまず 「着替える。俺の部屋から出てけよ二人とも」 朝から本当目覚め悪い 「「へーい」」
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