2927人が本棚に入れています
本棚に追加
/690ページ
***
もみもみ、お姉さんが私の頭皮を指圧する。
「ああー」
その刺激が心地よくて、体温が気持ちよくて。
私の喉から思わず声が漏れる。
その耽美な声音を例えるならそう、
「温泉に浸かったお父さんの第一声の見本みたいな声でてたよ。女子高生」
「ギャップ萌えを狙いました」
「どこの層に受けを狙ってるの?それ」
オゾン層、ですかね。
「最近学校はどう~?」
「楽しいですよ?」
「あなたいっつもそればっかじゃーん」
からからと楽しそうに笑うお姉さん。
「最近どういうことがあったかって聞いてるの」
うーん……。
「特には?」
最初のコメントを投稿しよう!