序章 始まりの物語

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ここは魔法世界エンディア。6つの大陸が存在する世界のある場所。 空は灰色で辺りには雪が降っていた。人里からかなり離れている山の頂上付近。周囲に魔物が空を覆っている地上では2人の人物が立っていた。 片方は黒いフードがついている黒いコート、もう片方は赤色の同じようにフードがついているコート。2人ともフードをしていて顔は見えないが、魔物を見てのんきに話をしていた。 「アクセル~、今日はこれからどうする?」 黒いコートの人物、声からして女性だろう。黒いコートの女性は隣に立つ赤色のコートの人物――アクセルに話しかけていた。 「そうだな、とりあえずこの魔物達を倒してから考えるか。」 「じゃあ終わったら買い物しようよ!」 「イル、必要な物があるのか?」 アクセルは魔力を放出しながら黒いコートの人物――イルに聞いた。 「いや、そうじゃないけど……久々に行こうかなって思った。」 イルは放出する魔力は少ないが、魔力の質が高かった。
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