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ピンチ
乳首のあたりに気配を感じた。まぶたを開いても闇は広がっていた。
「肩の力を抜いて、ゆっくり呼吸するんだ」
何も分からず悶えた。微弱な力が胸のあたりに当たる。ピリピリとし股関のあたりがビクッとなる。
「ここでオナニーしてほしいなぁ。蛇野」
電球に明かりが点る。廻りには体育祭に使う物や予備の椅子が散乱している。おそらくここは“五階の準備室”だろう。
「おいコラァァ!!!」
いつになく《いかせ屋》がイライラしている。拳を振りかざし薄い床をどしどし鳴らす。
「女子トイレの件をバラすぞ!」
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