cb2:躊躇われた愛の物語

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カノンノ「うぁ!!」 ???「のわぁ!!」 カノンノが飛び起きると、そこには一人のポニーテールの青年がいた。 和風な髪型に服、おとぎ話に出た戦国武将のような様子である。 しかし、顔は… カノンノ「ソレ…イル?」 ソレイル「何故拙者の名を…いや、今はいい。女、大丈夫か?」 カノンノ「あ、ええ…」 ソレイル「名を何と申す?」 カノンノ「か…カノンノ」 ソレイル「ほう、この世界の頂きにして我らが城下領主、カノンノ姫と同じ名とは。」 カノンノ「あなたは?」 ソレイル「おや?拙者の名を知っていたと思っていたが…まぁいい。拙者の名はソレイル・ハルカ。ソレイルで良いぞ。」 ハルカ…覚えがある。 たしか、オリジネイトフォースの時にソレイルが口にしていた名前… ファリー「大変だ!ソレイル!!」 ソレイル「どうした、ファリー」 カノンノ「ファリー!?」 そこにはいつもの格好とは異なる学友の姿だった。 ファリー「その娘は?」 ソレイル「カノンノだ。姫とそっくりな娘だ。それよりどうしたでござる?」 ファリー「ああ、例のもののけだ!今、し組とら組が抑えてる、けどいつまでもつか…」 ソレイル「そうか。お嬢さん、あんたはここにいろ。俺は助太刀に出る。ファリー、頼んだぞ。」 ファリー「あ、あぁ!」 そう言うとソレイルと名乗る青年は一目散にかけて行った。
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