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数時間前…
宅急便センターに1人の青年がやって来た。
自動ドアが開いた瞬間、その青年からは森の木の葉の様な良い香りがした。
「いらっしゃいませ」
カウンター越しに出迎え、私は青年が持ってた荷物を受け取る。
「春夢さん、俺を覚えてませんか?」
サイズと重さを見て、送り状に値段を書き込み、荷物に割れ物シールを貼ってると、青年は私の名前を呼んだ。
「えっ…!?…」
(ハルムって…何故、この人は私を知ってるの!?)
心の中で思いつつ、笑顔を返す。
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