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「お前を殺す。」
そう言って、刀を抜いた。
は…?
いきなり現れてそんな…
琥珀が話せるなら何があったのかわかるのかもしれないけど…
「私はまだ、死ねない…。それに会わなければいけない人がいるんだ。」
私の言葉だけど、私じゃない。
声も姿も私じゃない。
そのうち現世の記憶もなくなるのだろうか?
「グルルルル…」
琥珀が私の前に出た。
「君たち、何をしているのですか?」
一触即発しそうな雰囲気の中私の視界に入ったのは浅葱色の羽織着た人の集団だった。
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