どうでもいい俺の話と周りの人間

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まず第一に、何よりも知っておいて欲しいことがある。 それは、俺が人間嫌いであるということだ。 人間は人に尽くすために生きている。いや、依存して生きている。かくいう俺も人に依存しているだろう。自覚はしていないが、その特定の人間がいなくなったら今までの生活はできないだろう。 そんな人間が嫌いだ。 他人がいなければ生きられない人間が嫌いだ。依存する人間が嫌いだ。俺は俺が嫌いだ。 さて、とりあえず俺が人間嫌いだということが理解していただけただろうから次の話に移ることにしよう。 次はそうだな、自己紹介でもしようか。 俺の名前は 渡部 広行 よく間違われるが「わたなべ」や「わたべ」でもなく「とべ」なのだ。 まあ訂正するのも面倒なので、わたなべと呼ばれても返事をすることにしている。 まあ前述したとおり、人間嫌いだ。だが、人間と話すことに恐怖を感じることはない、と言うかビビッててたら、俺の生活に支障をきたす。何を隠そう、俺は今通っている、坂下高校の生徒会長なのだ。 人間嫌いの癖になにやってんだといいたいだろうが、これにはやんごとなき事情があるのだ。それについては、またいずれ時が来たら教えてやるとしよう。 もう、俺の話は面倒なので、次は俺の幼馴染の話でもするとしよう。
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