プロローグ

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エナスが警察の狙撃により撃たれて事件は解決した。 しかし… 学校の女子生徒が通学中 に消えた事をまだ知らない直人は、いつもの朝を迎えた。 いつものように沙織が玄関に迎えに来てくれた。 「おはようございます」 母は沙織をリビングに入れてホットケーキとコーヒーを入れてあげた。 「いつも息子を迎えに来てくれて有り難うね。直人には勿体ない美少女だものね」 「そんな事無いですよお母さん!」 沙織は俺の母をいつもお母さん!と呼んでいる、母も満更でも無いみたいで、沙織からお母さんと呼ばれている事を嬉しく思っている。 「おはよう沙織!お母さんおはよう!」 三人で朝食を取ってから俺達は学校へ向かい歩いてゆく。 夏休みまで後3日、梅雨も上がり夏らしい暑い日に成りそうな天気だ、沙織は半袖のセーラー服に赤いスカーフのリボンにスカートは白生地に青と緑色のチェックのヒダスカート 俺は半袖のワイシャツに紺のスラックス姿で登校していると、電線に留まっていたカラスが嫌な鳴き声をあげていた、何だか嫌な予感が込み上げてきた!
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