折るどころかさらに立つ

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…で、 あれから5分が経ったんだがwww俺、どうしたらいいかなwww会長さん、ずっと無言なんだけどwww気まずいんだけどwwwぷぎゃーwww とか思ってたら会長が口を開いた。 「…なぁ、この庭どう思う?」 「え?この庭…ですか?」 どうって……どうもっすね。 …なんて言う勇気はこれっぽっちもない。 それに…会長の顔が真剣だ。これは、真面目に正直に言うべきなんだろう。 「普通…ですかね。一般ぴーぽーな俺にとってはですけど。それに、なんか懐かしくて…安心します。」 「そうか。」 会長さんは頬を緩ませながら言う。何だか凄く嬉しそう。 …不覚にもドキッとしてしまう。 しゃーない。会長さんが美形なんだもの。俺は正常だ。 内心動揺していると、会長さんが語りだした。 「実はな…あの花壇、俺様が会長権限で作ったんだ。」 ちょっwww職権濫用www 「生徒会の仕事の息抜きに、一人落ち着ける場所が欲しくて…ぼーっと歩いてたら、此処に辿り着いたんだ。見た感じが、昔少しだけ通った公立小学校の庭に似ていて……なんだか懐かしく思えて。そこには花壇がったあったから、作ってみようって…。一人で一週間かけて作った。」 「一人で……?」 「あぁ。」 「…会長さん、友達いないの?」 「いるに決まってんだろ!」 「じゃあ、何で一人?」 「それは…………じゃ……だろ…」 「え…?声小さすぎてよく聞こえないです。」 「っ…!だからっ、キャラじゃないっつってんだよっ!」 顔を真っ赤にして会長が叫んだ。 なにこれ、可愛い、萌える。
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