危ない同棲生活

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12月の始めから、月宮君と僕は、同棲を始めた。 月宮君の家に乗り込んだ、あの日…。 月宮君のお父さんは、「聖夜の居場所を知っておきたいから…。」と、高級車にも関わらず、後部座席に、僕の自転車を乗せて、僕と月宮君を、僕の住むアパートまで送ってくれた。 僕は、月宮君のお父さんが、送ってくれたついでに、ちゃんと、僕が、部屋を綺麗にしてる事を見て欲しくて、 「あの…お茶でも…いかがですか?」 と言ったら、月宮君のお父さんは、「じゃあ、少しだけ…。」と言って、アパート前の駐車場に、車を停め、自転車を下ろしてくれた。 僕は、下ろしてくれた自転車を自転車置き場に戻してから、月宮君と月宮君のお父さんを、自分の部屋に案内した。 僕の住むアパートは、メゾネットタイプの2階建てで、3LDKだ。 2人は、僕の部屋に入ると、部屋を見回した。 「広くて、綺麗な部屋だなぁ。 音田君、毎日、自分で、掃除もしてるのかい?」 月宮君のお父さんが、そう聞いてきたから、「はい。毎日、掃除してます。」と返した。 そしたら、月宮君のお父さんは、感心していた。 月宮君のお父さんは、お茶を飲み終わってから、僕の肩をポンっと叩いて、「聖夜をよろしく!」と言って、帰って行った。
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