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アヤナ「まぁ良いわ。試験方法は、ランくん達と同じにしましょうか。ゴウさん、何か武器はありますか?」
ゴウ「ランに創造で出してもらってくれ。取りに行くのダルい」
嵐「へいへい。先生は何使うの?」
アヤナ「そうね……2.7メートルくらいの鞭をお願いできるかしら?」
嵐「2.7メートルね。はい」
ポンッと指定された長さの鞭を創造する。
嵐「ランポは……槍な」
ランポに対しては、意見を聞かず、勝手に大きめな槍を創造して、先端をランポに向けて勢いよく投げ渡した。
ランポ「ちょっ、っぶな!?」
投げられた槍を慌てながらも、スッと横に数センチ動くだけで避けて、見事に持ち手を掴み、槍を構えるランポ。
アヤナ「!?い、今の動き…」
嵐「わかった?試験だからって手抜きしたら、簡単にズブリと体に穴開くからね?ランポには、手加減とか教えてないから」
アヤナ「わかったわ。では、これよりランポ=タツミの編入試験を行います。ルールは、私に参ったと言わせる事。魔法は使っても良いけど、殺すのは無しね」
ランポ「え?あ、はい。わかりました。よろしくお願いします」
突いたりして感触を確かめて所に声をかけられ、少しアタフタしながらも返事をする。
ミックル「じゃあ、開始の合図は僕が出そう」
そう言ってミックルが、2人の間に入った。
嵐「帝の皆さまー、もしランポの動きを見たいなら、全力で動体視力を魔力で上げとけー。じゃないと一瞬で終わるよ」
サラッとそう言った瞬間に、ミックルが開始の合図を出した。
ミックル「では、試験開始!」
ゴッ!ドッ!バァアァァン!
嵐と太陽、アヤナを除く帝達「……………え?」
ランポ「あの、や、やり過ぎちゃいました?」
開始と同時に、ランポの立っていた位置が黒く焦げたかと思えば、アヤナが壁にぶっ飛んで行った。
嵐「とりあえず死なないように柄でぶっ飛ばしたのは褒めておこう」
全帝「待て待て!今のは何だ!?何が起きた!?」
太陽「何が起きたって言われても……ランポくんが、先生の後ろに回り込んで、槍の柄で突いて吹っ飛ばしただけですど……」
嵐「ゆっくり今のをやるとこんなん」
そう言って黒皇帝を持って、ゆっくり太陽に近付いて、後ろに回り込んで、後ろ向きのまま黒皇帝の柄を太陽の腰辺りに当てて小突く。
太陽「うわぁあぁぁぁ~……って感じです」
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