9章 : 狂宴

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「島崎さん、あなたは残念な事に石川さんに選ばれてしまいました。ルールにより、処刑させて頂きます」 「る、ルール……とかッ……! そんなの……! おかし、おかしいでしょッッ!! なんで私が殺されなきゃいけないのよ! 殺すなら石川を殺せばいいじゃない! あの女を!! あの女をぉおおおおッッ!!」 「さようなら、島崎さん」 阿国のチェーンソーが……島崎の胸に突き刺さる……! ミキサーでかき回している時のような音をたてながら、彼女の身体が上へ下へと跳ね上がる……! がくんと島崎の頭が垂れ下がったと思いきや、ついには動かなくなってしまう……絶命、したのだ…… 「うっうっう……! うぅううううううぅぅぅう…………ッッ!!」 石川は泣いていた。おそらく、自分が助かったからではないだろう。 犠牲者は、早々にして2名出てしまう。しかし、阿国の処刑はまだ終わらない……最後の1名になるまで…… 「では続けて参りましょう。今度はどなたにしましょうかね……」
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