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しばらくすると、教室内から聞こえていた騒がしい声が消えた
ルシア「…大丈夫……大丈夫…」
扉の前で必死に心を落ち着ける
でも、初めての学校なのだ。これが、落ち着いたなどいられない
ずっと憧れていた場所に自分はいるのだ
大丈夫。私にはソラさんやみんながいる
「それでは、本日よりAクラスに編入することになったルシア・リバースさんです。入ってください」
きた!
ドキンッと心臓が一瞬高鳴ったのを感じた
ルシア「…よしっ」
私はパシッと顔を叩くと、教室の扉を開いた。
一斉に自分に向けられる視線を感じた。
一段高くなっている教壇に立ち、大きく深呼吸をする
ルシア「本日より、このAクラスにへんしました、ルシア・リバースと言います。慣れないことも多いため、いろいろ教えてくれると嬉しいです」
よしっ!言えたっ!
「リバースさんは筆記、実技ともに優秀な成績を出した生徒です。皆さん、なにか質問があれば今のうちに」
隣で先生がそう言って、教室を見回すと、ハイッ!と紫色の髪をした女の子がてをあげた
ミセル「私、ミセル・ガーナって言います!もしかしてだけど、リバースさんってお兄さんがいっぱいいますか?」
ルシア「?いっぱいはいませんけど……兄が一人いますよ?」
ミセル「……あれ?」
ポカンとした顔でミセルと名乗った女の子が動きを止めた
ミノラ「名前はぁ~?」
……なぜ、私のことではなくて、家族のことなのだろうか…
そう思いつつも、ソラさんの名前を告げると、先程のミセルという女の子がやっぱり!!と嬉しそうにはしゃいでいた
……?あの人は、ソラさんをしっているのだろうか?
「時間がありません。これにて質問は終わりにします。リバースさん、あなたの席は窓際の奥なので、そこで授業を受けてください。教科書などは全て中に入ってますから」
そういって先生は教室を出ていく
……ソラさん、私、頑張ります…!
そしてこの日、教室の男女さまざまなクラスメイトに質問ぜめにあい、私はさっきのミセル・ガーナ、ミノラ・マーケルナ、シルメ・ワーカスタという三人の友達ができたのだった
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