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ぐいっと一歩近寄って言い放つ。
視線がぶつかって、バチバチと火花が…………飛ばねぇな。
あれ?
やけに静かだし。
祐希と西園寺はいいとして、なんで笹木まで無言……って、笑ってんじゃねぇよ!くそガキ!
「間宮、超笑える。……っ、腹、痛ぇ」
なんだこいつ。
腹抱えて笑いやがって。
ムカつくじゃねぇか。
俺はまじめに話してんのに。
「ナオ、マジ?」
何が?
つうか、生徒の前でナオとか呼ぶな。
「間宮先生っ、輝君喜びます!」
お、おう?
大人しそうな顔をして、大きい声出るんだな。
どうでもいいが西園寺、そんなに力を入れて手を掴むな。
けっこう痛いぞ。
「嘘だよあんなの。俺、あいつのことダチだとは思ってるけど、好きじゃねぇし?
信じたのかよ。けっこう純粋だねぇ、間宮先生」
にぃっと笑った笹木が肩に腕を回してきた。
俺、やっぱこいつ嫌いだ。
先生って呼ばれて腹が立つのって、こいつだけだと思うぞ絶対。
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