2016年のご挨拶【続・コンビニ店員奮闘記】

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2015.06月。 私が入社以来、10年余りお世話になっていた前オーナー親子がコンビニ経営から引退されて、新オーナー夫妻がうちの店の経営者となった。 あの日から半年が過ぎて、 2016年の新春をようやく迎えることとなったが、 まだまだ問題が山積み。 経営者交代に伴い、退社していったベテランスタッフたち。 今までベテランスタッフたちが何も言わずに率先してやってくれていた出来事は、今はお局・古株となった昔からのスタッフの責任へと形を変える。 シフト的にも人数が減らされた職場。 一人当たりの仕事内容は増える中、右も左もわからない経営者陣と 新人スタッフたちの間で、悶々とし続ける時間。 慣れている業務のはずなのに、 昔も今も何も業務内容は変わっていないと言うのに、 心労的・精神的負担は凄く大きくて、毎日が時間に追われるようにこなし続ける業務。 そんな半年間。 経営者が交代すると、仕事の基準・価値観が変わっていく。 その新しい価値観に馴染もうと努力しながらも、 そのやり方では、終わる仕事も片付かないと警笛を鳴らすもう一つの自分自身。 昔からいるスタッフの間から湧き上がる、反発心・不安感・モチベーションの低下。 それを感じているのか、感じていないのか、 『前オーナーの時代と、今のやり方は違うから』と言い訳のように 何度も何度も言葉にする新経営者。 出入り禁止になっていたお客様は、出入り禁止が解かれて我儘放題・やりたい放題・万引きし放題(滝汗)。 流石に、万引きの実行で捕まえたお客様は再び、警察立ち合いの元出入り禁止にはなってるけど、まだまだ問題は山積み。 売上金の入金業務の一つとして担っている私が感じるのは、売上下がってるなー。 前来てくれてたお客様、来なくなったなぁー。 そんな現実的な事実。
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