case1;浩司 20歳

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「おっせーから……迎えきてやった」 「心配して?」 「バカか。ちげーよ」 うう。 あっさり否定。 だけど、 遅いからって理由だけで あの浩ちゃんが迎えにくるはずない。 「茉莉香が心配だったんでしょ?」 「はぁ? 黙れ、ちょーしのんな」 「ふふっ」 ちょーしのっちゃうよ。 だって、うれしい。 やっぱり茉莉香は、特別? そう思っちゃう。 「浩ちゃん」 「あ?」 グイッと 浩ちゃんの胸ぐらをつかみ、 茉莉香は愛する彼にキスをした。 すると、 浩ちゃんからは 驚いて、すこぶるいい反応が返ってきた。 「はっ?! ちょ……何、」 「あ、照れてる」 「は、離せ、バカ茉莉!!!」 こんな顔… 見れるのは、きっと茉莉香だけ。 まだまだ 茉莉香一筋にさせるには 時間がかかりそうだけど……… 茉莉香は 浩ちゃんのためなら、頑張れるよ。 なんてったって 無償の愛がついてるからね♪                 end.
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