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「私を見ても、私もサポートですよ?ギルドの依頼は何時も受けてますから」
そう言えば2人とも困った様に顔を見合わせる。
「サフィは魔力を解放してもらって魔法を使える様になったんだから、サフィがリーダーかな」
ネル先輩が言えば。
「ネルの方が咄嗟の判断力が上だろ?ネルがリーダーで指示を出した方が良いよ」
サフィ先輩がそう返す。
「ならネル先輩ですね。咄嗟の判断力は大事ですよ」
決まりそうに無いなー、と思いながら聞いていたが、ネル先輩にはリーダーの素質がある様なので口を挟む。
へ?と驚く2人に、命懸けなんですから咄嗟の判断力が上の方がリーダーなのは当たり前ですよ?と説明する。
判断が遅ければチームが全滅しかねない。
「わかったよ。リーダーやります」
ネル先輩が了承した為に決定して。
「それじゃあ依頼を貰いに行ってくる」
そう言ってネル先輩は依頼を受け取る列に並びに行った。
受ける依頼って、もう決まってるみたいなんだけどね。
「コウは1年生なのに参加なのはギルド関係者だからですか?」
待ってる間にクリア先輩が話し掛けてきた。
「そうですね。普段から依頼を受けてる事が先生方にバレちゃったので強制参加させられてます」
苦笑いで返せば、僕達にとっては心強いけですけど大変ですね?と言われる。
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