理想と現実

17/22
12962人が本棚に入れています
本棚に追加
/90ページ
「なんとなくだけど 二人、お似合いなんじゃない? これでも俺、 人を見る目はあるんだけどなぁ」 反論する気にすら ならない私の横で 東雲遥斗はクスっと 笑みを浮かべてる。 「前島さんには、 もう素敵な方がおられますから。 だから明仁さんの 透徹した眼力でも それはあり得ません」 「それは残念」 笑ってる二人に ますますムカつく。 何なのこの二人。 それでも接待である以上は 営業スマイルを必死に浮かべた。
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!