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テントの中から出てくるやつらの格好を見る。
魔女やら美少女...いや、この場合は美少年戦士か?青い猫型ロボット...これは着ぐるみなんじゃ...、消防士や警察官、アリスとナースとボンテージ...まともなのが少ししかない。
良かった...そう思いながらテントの中に入っていった。
「蘭様は、此方でございますね。では失礼致します。」
袋に入った衣装を手渡され、それに着替えた。
「本当に手が込んでるな...」
自分の好きなことには全身全霊で突っ走るだけはあるよ。
「蘭様格好よすぎですぅぅ//」
「なにを着てもお美しい//」
「あの牙でガブッてされたい」
「吸血鬼hshs」
そう、俺の衣装は吸血鬼。わざわざ牙も用意してあった。口がもごもごする...
「あ、湊真」
「凪沙はメイドか...」
ピンク色を基調にしたフリルがふんだんにあしらわれたメイドドレスが可愛らしい凪沙には良く似合っていた。
「それでは皆さん!スタート位置についてくださーい!」
どうやら全員一斉スタートみたいで、放送委員が呼び掛ける。まぁ、人数が少ないからな。
「皆さん準備はよろしいですか?よーい...」
パァァァン
ピストルの合図とともに一斉に走り出した。
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