学園祭パート① リストランテ・ベルージュ

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「「……ん、むぅ……。……ん?」 ガチャン 何やら違和感を感じて目を覚ましたが、体が動かない。 ガチャン? 薄く開けていた目を開けていく。 「……なっ!?」 両手両足が縄や鎖でベッドに固定されて体が大の字になっており、服装も下着のみにされていた。 力任せに壊そうとしてもできないし、魔法もなぜか発動しない。 ガチャリ すると部屋のドアが開き、奥からフラウとセレスが姿を現した。 「あぁ、ちょうど良かった。フラウ、セレス、こいつを外し「あら、目を覚ましましたのね」……え?」 何を……言ってるんだ? 「ねぇリュウ、どうしてこうなってるか……わかるかしら?」 「何を言ってんだよ、フラウ?いいからこいつを外してくれよ?」 しかし2人は俺の言葉など聞こえていない様子で続ける。 「それはね……リュウが最近あたしたちに構ってくれないからなんだよ?」 「それにフラッと出かけらしたと思ったら、人間ではないとはいえコクリさんという女性を連れてくる始末……」 「そんなリュウには……」 「「お仕置きが必要(ですわ)よね?」」 そう言ってどこからかナイフを取り出した2人から感じたのは、ただただ純粋な恐怖だった。 「ふ、2人とも、待ってくれ!クソッ、外れろ!外れろよ!!っ、グアァァァァア!!」 ナイフが俺の腹を貫いてシャツを赤く染め、焼けるような痛みが走る。 「「ウフフフフフフフ」」 俺の悲鳴が引き金になったのか、2人は狂ったようにナイフを俺の体に抜き刺しする。 俺の悲鳴も次第にかすれ、部屋には2人の笑い声が響くのみとなった。 「「アハハハハハ!アッハッハッハッハッハ!!」」
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