最終話

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bar Rutile、 其処は少し風変りなバーである。 風変りな店主と、そこに何故か惹きつけられた客。 一見して何の変哲もない場所なのに、 人々は日常を切り捨てて安らぎを求めにやって来る。 そしてジュリアの腕に今日も輝く石が音を立てて、 そっと髪を撫でては、 未来を創る。 またきっと、ふらりとこの街に足を踏み入れた誰かに、 ルチルクオーツの矢を放つのだろう。 巡り合わせを運ぶ矢を。 END 2014.04.11
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