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「それにメア様もお喜びになられるだろう。彼女も勇者様一行の一員だからな」
「メア様…って、誰だ?」
「あんたメア様を知らないのかい!?このアルティノアの司祭様だよ!周辺に張ってある遮魔壁だって、メア様お一人で発動されたんだぞ!」
遮魔壁って、あの時魔王が言ってた魔力を遮断する壁のことか。
てか、昨日この世界に来たばかりの俺に対してその話題は難問すぎる!
「そんなに凄いんだったら、一度は見てみたいな」
「丁度、勇者様一行も来るんだ。運が良かったら見れるんじゃないか?」
「そりゃ楽しみだ」
そう言って門番の肩を叩くと、俺は開けられたアルティノアへの門を潜るのだった。
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