荒ぶる龍の象徴!

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「でも、何で分かったんだ?まだ良く見てなかっただろ?」 「へっへーん、それはですね!」 少女はそう言うと、無い胸をえっへんと張り、自信ありげにこう言った。 「こう見えても私…鍛治屋なんですよ」 「そうか、寝言は寝てから言おうね?」 「ちょっとー!絶対信じてないですね!?」 いや、信じるも何も、その体じゃ重労働は無理だろ。 「剣すら持ち上げられないんじゃないか?」 「こう見えてもSTRは意外と高いんですよ!?」 ああ、そう言えばこの世界は見た目で強さを判断出来ないんだったな。 一見弱そうに見えても実は物凄いステータスの持ち主だったり、 逆に筋骨隆々のガチムチンでも、STRは凄く弱かったりなど、 この世界はステータスが全てなのだった。
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