プロローグ

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『私立桜ヶ丘高等学校』は県内で一位を争う名門高。 お金持ちは裏入学で入ってくると言う噂があることが屡々ある。 中学は普通の中学校に通っていた。中学は何となく過ぎていき、あっという間に卒業してしまった。 やりたいことと言うのが見つからず、決められた事だけを守るだけの僕だった。 そんな中学校の帰り道で制服に身を包み、ビラを配っている高校生に目が止まった。 微笑みながらビラを配る姿に胸がドキドキと高鳴った。 その時、一瞬だけだったがその高校生と視線が逢って咄嗟に会釈をし、僕はその場を一目散に立ち去った。 そう、この出会いが無ければ先輩に出逢ってなかったんじゃないかって思った。
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