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男性は再び笑うと、
「俺はレッドっていうんだ。
まぁ、また後で会うことになるよ」
「……は、はい?」
「ハハッ、まだ知らなくても良いことだよ。
あ、それとこの愛想が悪いのはシュエットって名前だ。
悪い奴じゃないから」
そんなこと言われても、どうしろというんだ。
思わず苦笑いになってしまった。
それを見てかフロワが、
「レッドぉ、怪しまれてるぞ?」
「えッ!? 怪しくない、いや、怪しいけど害はないから!」
「……レッド、行かないか?」
シュエットの一言に、ああ、と頷いたレッドは、二人を連れて手を振って去って行った。
全く意味が分からない。
結局は、何が言いたかったのだろう。
それにしても、日本語がうまかった。
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