- 窒息 -

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――目が覚めるとまだ暗くて。 喉が渇いたので一階への階段を下り、台所へ。 それにしても今日は本当に喉が渇く。 二杯目の水を飲み干し、ふと違和感に気づいた。 喉が渇く、というより…。 ――首が絞まる感覚だ。 急に怖くなり辺りを見回しても誰も居ない。 助けを呼ぼうにも、声が出ない。 確信を得た感覚は激しさを増し、息苦しさに顔が歪む。 視界がぼやけ、意識が遠退いた。 私は気がつくと――――……
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