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イーブイが目を開けるとそこは真っ黒だった。暗い闇の中、もう一人の自分がいた
あれは…小さい時の僕
イーブイは小さい自分に近づこうと駆け寄る
すると小さいイーブイの周りを囲む大きな影が現れた
「兄さん…」
そう呟くと、イーブイの目の前に見覚えのある天井が見える
あれ…確か僕、ダークライに抱えられて
頭をくしくしさせながら辺りを見回す
ダークライがいない
まさか殺られたんじゃあ…
慌ててベットから起き上がるイーブイ
すると入り口ドアが開いた
ガチャッ
「ただいま」
「!?」
家に入ってきたのはダークライではなく、自分そっくりのイーブイであった
「あ、起きたんだ」
そう言うと、もう一匹のイーブイは買い物袋を床に置く
「あんた誰!?」
尻尾をビクビクさせるメスのイーブイ
「誰って…私だが」
「ん?その喋り方は…」
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