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「ではお言葉に甘えて…あ!その間に急降下したり宙返りしちゃダメですからね!」 「阿呆、そんなガキみたいな事はしない。心配なら命綱でも締めておくんだな」 綱はあるが、既に荷物として搭載されている。 空中で荷物を広げるわけにはいかないので、事実上不可能だった。 カンナバーロも一瞬は本気にしたようだが、結局は諦めてそのまま眠ってしまった。やはり疲労が溜まっていたようだ。 ウィリアムも眠気を感じているが、次の着陸後までの辛抱である。 ゆっくりとした速度でも日が落ちる頃にイスラマバード近郊に到着出来る予定だ。 湿度が高く、熱帯雨林もあると聞いているので、降りる場所には困らないだろう。
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