あ と が き

3/3
4829人が本棚に入れています
本棚に追加
/304ページ
この小説を通して伝えたかったのは、事故物件に住む事の恐怖はもちろんありますが、当たり前の日常の大切さです。 朝起きると朝食が出来ている。 家に帰ると夕食が出来ている。 温かい布団で眠れる。 隣には大切な人が居る。 色々な当たり前が生活の中には溢れていますが、実は当たり前ではありません。 その当たり前な日常を実現させる為に誰かが陰で努力をしたり、守ろうとしています。 それなのに、その当たり前な生活を自分で壊してしまう人間は山ほど居ます。 壊す前に考えてください。 今、すべてを壊すほど不幸なのかどうか。 当たり前な生活に感謝して、毎日を生きる事が大切なんです。 ジジイみたいですが、神谷は朝日がカーテンから射し込むだけで感謝しています。 小説を書ける事、嫁や子供と暮らせること、仕事が出来ること。 神谷にもいろんな当たり前な事がありますが、日々感謝して前向きに頑張っていきたいと思います。 これからも神谷信二の小説をよろしくお願いします。 レビューやコメントを頂くと、明日からの活力に繋がりますので、差支えなければ、宜しくお願いします。
/304ページ

最初のコメントを投稿しよう!