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席近くのカウンターでハンバーガーを買い、席に戻った。
「悠哉(ゆうや)、お前さぁ。 毎日ハンバーガーばっかで飽きない？」
すかさず頬杖をついた姿勢で呆れた声を出す。
「別に、好きだから飽きない。 そういうアンタこそ、いっつも蕎麦ばっか食ってんじゃん」
「ハンバーガーより健康的だろ」
「あっそ」
毎日なんのつもりでここに来るのかはわからない。
こうして一言二言言葉を交わすくらいで、あとはまた雑誌や本を読み始めたりするのが日常だ。
俺はしばらく無言でハンバーガーをむさぼった。
そんな俺をじっと見ていたかと思いきや、小さくため息をつきながら、
「俺の名前くらい覚えてんだろ」
机の下で、足で足を軽く小突かれた。
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